2022年4月18日(月)

道路　自然や街壊す恐れ

東京・小金井　住民、山添氏が政府から聞き取り

（写真）国交省の担当者（右列）に話を聞く山添氏（左前列中央）ら＝14日、参院議員会館

　東京都小金井市の住民団体は１４日、小金井都市計画道路が自然や街を破壊する恐れがあるとして、環境省と国土交通省から聞き取りをしました。日本共産党の山添拓参院議員と森戸よう子、たゆ久貴の両市議が同席しました。

　問題となっているのは、自然再生推進法に基づく「野川第一・第二調節池地区自然再生事業」の事業対象地区・関連区に、東京都が計画する小金井都市計画道路３・４・１１号線、同３・４・１号線が通過する計画。自然再生事業計画への影響が懸念されています。

　参加した市民は、「最近ではホタルも生息していて、その数もだんだん増えてきている。良好な環境がつくられつつある中、水と緑の回廊を道路が縦断するような計画になっている。自然再生が阻害される可能性は十分にある」「１９６２年に決められた計画で町を壊すことにもつながる。市も、市長も、市議会も、市民も見直しを求めている。基礎調査も十分でなく、２０年前のデータで進めようとしている」と指摘しました。

　山添氏は住民の声を反映した、持続可能性のある街づくりになるよう、対応を求めました。