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2022年4月15日(金)

比例5議席必勝へ 縦横に駆け巡る

 想定される参院選公示日(6月22日)まで2カ月余となりました。ともに6年前に初当選し2期目をめざす、いわぶち友(45)、たけだ良介(42)両参院議員・比例予定候補の1日の行動に密着しました。

いわぶち友さん 「平和と暮らし守る社会へ」

グータッチ 決意込め

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(写真)参院選勝利へグータッチを交わす、いわぶち予定候補(右)=9日、札幌市中央区

 「♪戦争は通さない 戦車は動けない」―。反戦歌が響く札幌市中央区の大通駅前での宣伝に、「PEACE」パネルを手にした、いわぶち友比例予定候補がいました。北海道憲法共同センターが9日昼におこなった「長崎の日『9の日』アクション」。ここを皮切りに、いわぶちさんは道端に雪が残る市内を夜まで駆け巡りました。

核なくす先頭に

 演奏メンバーらとグータッチして合流した、いわぶちさん。ロシアのプーチン大統領が核兵器で世界を脅すもと「核兵器の脅威をなくすには核兵器そのものをなくすのが一番。日本が先頭に立とう」とリレートークで力説しました。終了後は近くの狸小路(たぬきこうじ)商店街で宣伝。ウクライナ危機も影響した物価高騰に触れ、消費税5%への減税などを呼びかけました。

 大通駅前で足を止めた女性(42)は危機に乗じた「核共有」論が心配だといいます。「自民や維新の会は国民の不安に付け込んで扇動している。被爆国として他に言うべきことがある」と憤ります。

 商店街宣伝で懸命にビラを配っていた女性(83)は「対話すると共産党への偏見や疑問が出るが、日本共産党がロシアや中国にはっきりモノ申してきたことを話し込めば、納得し励ましてもくれる。何としても平和を守るため、体が許す限り頑張る」と力を込め、いわぶちさんと固いグータッチを交わしました。

切実な声に応え

 この日は2カ所の集いに駆け付けました。業者の集いでは「金持ちの多くはコロナだろうが関係ない。中小零細の苦労が際立ってきている」「コロナ特別融資の返済が始まれば、いま以上に厳しくなる」など、コロナ禍の経営支援が不十分で遅すぎるなか物価高が追い打ちをかけている実態が語られました。

 スナックを経営する尾谷幸子さんは、「懐が潤っている自民党に庶民の苦しみは分からない。私たちの声を届けてくれるのは共産党しかないんです」と期待を寄せました。

 青年の集いでも、物価高で野菜や果物に手が出ない食生活の窮状や低賃金問題が出されました。22歳の男性は「『自分の方が低い』と下に引っ張り合うのではなく、みんなで上げていきたい。生活に寄り添った共産党の政策を実現したい」と意気込みました。

 参加者の声を丁寧に聞き取った、いわぶちさん。現状で比例5議席確保に届いていないと率直に述べた上で、はたやま和也選挙区予定候補とともに勝ち抜く決意をこう訴えました。

 「参院選は、戦争か平和か、国民の暮らしを守るのか自己責任の社会にするのかという大きな進路が問われる選挙です。共産党を大きくして一緒に世の中を変えましょう」(松田大地)

たけだ良介さん 「戦争なき社会 政治の責任」

トーク形式 響き合い

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(写真)トーク集会に参加する、たけだ予定候補(右)、両角友成県議(左)=9日、長野県松本市

 参院選必勝キャラバン(8~10日)の一環で9日に長野県飯田、伊那、塩尻、松本各市、木曽郡上松町を回った、たけだ良介比例予定候補。「『戦争なき社会』をどうつくるか真剣に考えるのが政治だ」―。屋内外の宣伝や集いなど行く先々で訴えと市民の声が響き合いました。経済や地域問題などのテーマも縦横に語り、寄せられた質問に答えるトーク形式で党の姿を見せる活動の工夫もありました。

持続可能社会へ

 林業が盛んな上松町。約40人が参加した集いでは、たけださんが最初に「はてな」リーフを使い、党の一貫した自衛隊政策や、対話によって紛争を戦争にしない平和外交の必要性を説明しました。

 質疑応答ではウクライナ問題や憲法、自衛隊論などに加え、地域産業や過疎化などが話題になりました。経済対策への質問に、たけださんは「気候変動対策は環境保護に加え、新しい産業や雇用創出にもつながる。社会問題を解決することで、生活の安定や持続可能な経済社会にもなる」と答えました。

 参加者から「マスコミや他党が、共産党が急に自衛隊の見解を変えたと誤って伝えたことを、たけださんが反論し正しく説明したのがいい」「党の『北方領土』問題や中国の人権問題の見解はまとも。もっと訴えて」などの感想がありました。

 塩尻市の街頭演説では、党県委員会が作成したウクライナ問題のプラスターを使ってスタンディングが行われました。たけださんは“ロシアは共産党”という誤解や攻撃があることに対し、相手がどんな国であれ覇権主義的な干渉や戦争を許さない党綱領の立場を強調しました。若い2人組が最後まで演説を聞く姿が見られました。

 市内に住む83歳の女性は「ウクライナ問題の話が分かりやすかった。戦争自体も口にしたくないほどだが、とにかく戦争はダメ」と述べました。

現場の声に応え

 行動の最後は松本駅東口駅前でのトーク集会。両角友成党県議、進行役の青年と対話しながら、寄せられた質問に答えました。ウクライナ問題や実現してほしい政策を聞くシールアンケートも実施し、注目を集めました。

 「国会議員はどのように国民の声を聞くのか」との問いに、たけださんは「全国の党員が国民の苦労を解決したいと活動する草の根の現場から声が入ってくる」と述べました。

 トークを聞いた男性(76)は「知人が沖縄に住んでおり、平和の問題は人ごとでない。ウクライナ問題で軍拡をあおる動きを共産党が抑えるよう期待している」と話しました。(田中健一)


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