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2022年4月3日(日)

被災した熊本・肥薩線を考える

安全性も高めた再建を 共産党が人吉で集い

田村貴昭議員迎え

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(写真)(正面左から)田村、田中両氏の話を聞く参加者=2日、熊本県人吉市

 日本共産党熊本県委員会と党南部地区委員会は2日、熊本県人吉市で、2020年7月4日の豪雨災害を受け一部区間で運休が続くJR肥薩線の鉄路での全線再建を考える集いを開きました。講師には田中信孝・元人吉市長、日本共産党の田村貴昭衆院議員を迎えました。

 肥薩線は、熊本県の八代駅と鹿児島県の隼人駅間の全長124・2キロを結びます。7・4豪雨で橋梁(きょうりょう)の流失など甚大な被害を受けた八代―吉松駅(鹿児島)間の86・8キロが、現在も不通です。

 松岡勝県委員長が、全線鉄路での再建をめざし、川辺川ダムを前提にしない7・4豪雨時の洪水水位以上のかさ上げや橋梁の復旧こそが安全度も高めた再建の道だとして、「早期再建に向け沿線住民の皆さんと力を合わせていく決意です」とあいさつしました。

 田村氏は、声をあげて国会で何度も取り上げたことで半壊世帯に最大100万円の支援など国の支援策を拡充させてきたと紹介。「鉄道存続のためには世論と運動が大きな力になる。声をあげれば行政は動き、政治は変わる」と述べました。

 田中氏は、「肥薩線は現役の生きた鉄路として後世に残す責任がある。地域の誇りとしても復活を求めたい」と話しました。


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