しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年3月20日(日)

蔵の町に地震被害

宮城・村田町 高橋議員が現地調査

写真

(写真)関場さん(左端)の説明を聞く(その右から)ふなやま、高橋、大内、金田、高橋の各氏=19日、宮城県村田町

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は19日、16日深夜に発生した福島県沖を震源とする地震の被害で、宮城県南部の村田町を調査しました。ふなやま由美県副委員長と大内真理、金田基両県議が同行し、高橋勝元町議が案内しました。

 村田町は、江戸時代に仙南地方の紅花の集散地として江戸の商人との取引で栄えた町で、国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

 一行は、観光案内所を運営する「まちづくり村田」取締役マネジャーの関場友紀さんの案内で、国指定の重要文化財旧大沼家住宅など、地震で土台が崩れ、壁が割れた蔵を見て回りました。土蔵は地震に弱く、揺れるたびにひびが入り、しかもこの辺りは地盤が弱いと関場さんは指摘しました。

 さらに、多くは個人宅だが半分は住んでいないこと、改修には多額の資金が必要で個人では困難なことを述べ、「保存地区」に選定されたが観光資源として活用できておらず町づくりの課題となっている現状を語りました。

 看板店を営む男性(65)に地震の時の状況を聞くと、「シャッターの支柱が外れ、食器棚やテレビなどがみんな倒れ、半端じゃなかった。家の土台もひび割れているし、扉が開きにくくなっている」と語りました。


pageup