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2022年3月15日(火)

入管資料の提出要求

山添氏 死亡事件の真相究明を

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(写真)質問する山添拓議員=8日、参院法務委

 日本共産党の山添拓議員は8日の参院法務委員会で、名古屋出入国在留管理局に収容中だったスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件の真相究明を求めました。

 山添氏は、ウィシュマさんが亡くなる前2週間の映像について「ほとんど寝たきりか車椅子。尋常ではない」と指摘。古川禎久法相も「(入管行政に)どこか欠けているものがある」と答えました。

 山添氏は「問題は入管がウィシュマさんの状況をどう認識し、対応する方針を持っていたかだ」として看守勤務日誌や被収容者診療簿の提出を求めました。

 山添氏は、NPO法人北関東医療相談会の「仮放免者の生活実態調査」で家賃や服、生理用品、教育費、生活の全てに困難があるとの実態が示されていると指摘。古川法相も「人道上の支援の必要性は把握している」と応じました。

 山添氏は、国民健康保険に加入できず窓口負担100%や、医療ツーリズム扱いで窓口負担200~300%となると告発。「入管施設ではまともな医療を受けられず、仮放免者は就労を禁止され、医療費も高額になり、生活保護の適用もない」として、制度と運用の改善を求めました。


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