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2022年3月9日(水)

国際女性デー中央大会への志位委員長のメッセージ

 8日、オンラインで開かれた「2022年国際女性デー中央大会」に、日本共産党の志位和夫委員長がメッセージを寄せました。全文を紹介します。


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 3・8国際女性デーにご参加のみなさんに、心をこめて連帯のごあいさつをおくります。

 メッセージに先立って、ウクライナに対するロシアの侵略を、満身の怒りを込めて糾弾するものです。多くの子どもたち、女性たちが砲弾の下でおびえ続けています。ロシアは直ちに撤退することを強く求めます。武力や暴力で人々を支配しようという考えは、ジェンダー平等社会とは全く相いれません。国際世論、女性たちの声と行動をひろげてロシアの蛮行を包囲していこうではありませんか。

 昨年の総選挙では、ジェンダー平等が大きな争点の一つとなり、市民と野党の共通政策で、ジェンダー視点に基づいた自由で公平な社会の実現を目指すとされました。選択的夫婦別姓制度やLGBT平等法、女性に対する性暴力根絶に向けた法整備、ジェンダー視点での家族制度、雇用制度などの法律の見直し、保育、教育、介護などへの公的支援の拡充、議員間男女同数化(パリテ)の推進などを掲げて、「野党共闘で政権交代を」と訴えたことには大きな意義があったと思います。日本共産党の議席の後退は残念ですが、7月の参議院選挙では、必ず躍進を勝ち取ろうと決意を固めています。岸田自公政権に厳しい審判を下して、政権交代への足がかりをつくる選挙にしていこうではありませんか。財界中心、アメリカいいなりという戦後自民党政治の根本を正面からただし、「戦争する国」づくりを止めさせ、日本国憲法を守り、生かす、この一点での国民的共同をつくっていこうではありませんか。

 人々に「自己責任」を押し付ける「冷たい社会」から脱却し、「やさしく強い経済」、ジェンダー平等社会の実現をめざして全力を尽くします。

 日本と世界の女性たちは、女性の願い、権利の前進のために幾多の困難を乗り越えて、歩みを積み重ねてこられました。市民と野党の共闘の運動を必ず実らせ、人権が真に尊重される社会の実現へ、心ひとつに歩き続けようではありませんか。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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