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2022年2月26日(土)

参院選比例予定候補 わたしの入党物語

たけだ良介さん(42)現

退学した学友の無念を胸に

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 信州大学に入学した1999年、「30人学級を実現しよう」という看板が目に入りました。教育学部生だった私は共感を覚えました。しかし、看板を立てている「民青同盟」がわかりません。

 それがわかったのは、友人に声をかけられ参加した有事法制(当時国会で強行採決が狙われていた米軍とともに有事に参戦する法案)の学習会でした。日本政府は軍事費を増やしながら、大学授業料を値上げしていることなど、「暮らしと政治がつながる、目からウロコの学習」ができるのが民青でした。

 国民や子どもを苦しめる大本を学び、社会を変えようと活動する民青に加盟。相談相手である日本共産党への入党に、時間はかかりませんでした。

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(写真)2002年の原水爆禁止世界大会で。左端が私

 学生時代、学費値下げの活動に力を注ぎました。仕送りに頼らず生活費を稼ぐために、アルバイトをかけもちする仲間が、民青にいました。彼は体調を崩して1年間も学ぶことができず、退学せざるを得ませんでした。

 コロナ禍の今でも、学生は高い学費に苦しみ、生活費にも事欠く事態が続いています。

 学生支援緊急給付金の質疑(2020年6月12日予算委員会)では、「バイトゼロ、給料ゼロで支援されないのはおかしい」「3月、コロナ影響で母が離職。現在、収入もなく非課税世帯と同じなのに、証明ができないため給付金がもらえるか不安」などの実際の声を突き付け、“支給要件は機械的ではない”との答弁を勝ち取ることができました。

 学生時代のあの思いを胸に、青年学生、子どもたちの未来を守る決意で頑張ります。

 (担当地域 北陸信越、東海)


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