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2022年2月22日(火)

大垣警察市民監視違憲訴訟

公安の情報提供は違法

岐阜地裁 「悪質」と断罪 県に賠償命令

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(写真)公安警察の情報提供を断罪する勝訴の判決がでたことを報告する原告・弁護団ら=21日、岐阜地裁前

 大垣警察市民監視事件の判決が21日、岐阜地裁(鳥居俊一裁判長)でありました。「情報提供が正当な理由に基づくものとはいえず違法」として、岐阜県に対し原告4人それぞれに55万円の賠償を命じました。

 公安警察が集めていた原告らの個人情報を抹消するよう国と県に求めた請求は却下されました。

 判決は、保護する必要性の高い原告らの情報について、公安警察が中部電力の子会社シーテックに情報交換の機会を設けることを提案したと認定。「必要性がないのに、積極的かつ意図的に、かつ複数回にわたり継続的に提供した」と指摘し、「悪質といわざるを得ない」と断罪しました。


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