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2022年2月6日(日)

曲技飛行中止求めよ

米軍岩国基地 井上氏、防衛省に要請

 米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の戦闘機が1月末から早朝に基地上空で曲技飛行を続けている問題で、日本共産党の井上哲士参院議員は4日、国会内で防衛省の担当者に対し、「米軍に抗議し、危険な曲技訓練を中止するよう求めるべきだ」と要請しました。

 曲技飛行をしているのは米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの1機。1月27日は午前7時半と同8時すぎの2回、28日、2月1日、3日はいずれも同7時半から1回、約10分間、垂直に急上昇、急降下し、背面飛行するなど通常の訓練とは異なる危険な飛行を繰り返しています。

 防衛省の担当者もこの4日間の飛行を確認し、28日に米軍に対し、「地元から騒音の苦情や不安感が示されているので、妥当な配慮を払うよう伝えた」とし、抗議はしていないと説明。曲技飛行の目的については「米側から『運用保全上の理由から詳細は答えられない』と回答を得ている」と報告し、「訓練の目的や内容は米軍の運用であり、知る立場にない」と述べました。

 井上氏は「『米軍の運用』と言うが、日本の空で起きていることであり、市民の安全と主権の問題だ。米軍は防衛省の申し入れ後も同じように危険な曲技飛行を続けている。米軍に抗議し、危険な曲技訓練を中止するよう求めるべきた」と迫りました。


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