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2022年1月31日(月)

2022参院選

正義ある政治ともに

田村・山添両氏 街頭で呼びかけ

東京・池袋

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(写真)大型ディスプレイを挟んでトークする田村副委員長(右)と山添参院議員=30日、東京都豊島区

 「正義ある政治実現へ 力を合わせよう」―。日本共産党の田村智子副委員長・参院議員と山添拓参院議員の「国会トークセッション」が30日、東京都豊島区の池袋駅前で行われ、ユーチューブでも配信されました。主催は共産党東京都委員会。

 第一のテーマはコロナ問題。街頭に設置されたスクリーンで、昨年12月に第6波に備えて医療機関全体への支援を求めた田村氏の質問と、今年1月に濃厚接触者の定義の改善と無料検査を求めた山添氏の質問を紹介し、両氏が語り合いました。

 田村氏は、質問した昨年12月に政府は検査への診療報酬を削り、「発熱外来を増やさなければならないときに、赤字になるように仕向けた」と批判。山添氏も「濃厚接触者なしとされながら、感染が広がる実態を国会でも紹介してきた。今、感染経路不明者の急増で検査がパンクし、検査なしで陽性と診断するとか、診断なしで自宅療養をと言っている」と指摘。さらに「岸田首相は“必要な人には無料で検査を”と言っているのだからそういう体制をとらせよう」(山添氏)、「反省がないから戦略も持てない。その根っこには『小泉構造改革』以降の社会保障削減路線がある。政策の転換をさせよう」(田村氏)など呼びかけました。

 第二のテーマは「やさしくて強い経済」。

 山添氏は、昨年12月の質問で女性活躍推進法の行動計画を策定している2万7526社のうち、男女賃金格差の状況を報告する目標を持っているのは7社にすぎないことが判明したこと、岸田首相が今年1月の志位和夫委員長の代表質問への答弁で、男女賃金格差の企業情報開示へ前向きな答弁をしたことを紹介。「世論と結んで一歩一歩こじ開けていくのが共産党の論戦だ」と力を込めました。

 田村氏は「中小企業と大企業、地方と都市部、男性と女性の賃金格差をただすのが政治の責任。政府の“賃上げ減税”は大企業に恩恵が厚い上に、賃上げにならなかった」「人間らしく働ける雇用のルールこそが経済を元気にする」と強調。参院選で共産党比例5議席獲得と東京選挙区での山添氏必勝を訴えました。

 「ベーシックインカムをどう見る」「野党共闘の現状は」など質問も寄せられ、両氏が丁寧に答えました。


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