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2022年1月19日(水)

米価下落補助金 2億円超

秋田・横手市 提案へ

共産党議員が要求

10アールあたり2000円

 秋田県横手市が27日に招集する臨時議会で、米価下落に対する補助金として約2億円超を提案することが18日までにわかりました。

 米60キロ(1俵)当たりの再生産価格は、1万3000円と試算されています。今年21年産の米価は1万円で、所得率で10%以上の赤字となります。

 日本共産党の鈴木勝雄議員は、12月議会一般質問で「農業産出額全県一の当市において、米価下落は当市のにぎわいも活性化も失われる」「全農家へ3千、5千円の支援を実施するべきだ」と要求していました。

 当局は「ならし対策や収入保険が発動された場合、下落幅を上回ることがおこる」と後ろ向きの答弁をしました。市長は「価格の変動はどの世界でもあること。ならし対策、収入保険に参加を」と加入を押し付けるような姿勢でした。

 鈴木議員は「ならし対策は認定農業者の加入で、すべての農家が参加できるものではない」と反論し、早急に支援策を示し、安心して米作りができる仕組みを構築するべきだというと、議場から拍手が沸き上がるほどの賛同がありました。

 市はこれを受けて、10アール以上耕作農家へ10アールあたり2000円(20アールから適用)の支援策を提案することになりました。


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