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2021年12月29日(水)

参院1人区での候補擁立進める 野党共闘の実現に努力する

小池書記局長が会見

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=27日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は27日、国会内で記者会見し、来夏の参院選1人区で初めて鹿児島選挙区での予定候補擁立を発表した理由を問われ、立憲民主党などとの参院選での共闘に向けた協議は引き続き行っていくとしつつ、「政党本部間で合意ができないと1人区での候補者擁立ができないとなると、党としての1人区での取り組みが遅れてしまいかねない」として「今後も1人区での候補者擁立発表は進めていきたい」と表明しました。

 小池氏は「1人区に党として臨む態度は第4回中央委員会総会で確認しているとおり、最大限、野党統一候補を擁立してたたかい、勝利をめざすと同時に、今回の総選挙の教訓も踏まえ(共闘に参加する政党の)『対等平等』『相互尊重』を断固として貫くことは、野党共闘を進める不可欠の前提となる」と強調。「そのためにも党候補者を擁立し、そして野党統一候補にするように求めていく」との考えを示しました。

 その上で、「政党本部間での公式協議は始まっていないが、現地・鹿児島では(山口ひろのぶ氏の)擁立について立憲民主党や市民団体の関係者などに伝えて発表に至っている」と説明。今後も1人区での候補擁立を進めると同時に「立憲民主党など他の野党とは話し合いもしっかり行って、統一候補を実現する努力を徹底して行っていきたい」と重ねて表明しました。

 また、国民民主党との一本化の可能性ついて問われた小池氏は「国民民主党は憲法審査会での審議を促進する役割を果たしつつある。そもそも、わが党と共闘する意思があるのかについては、疑問を持たざるをえない」として、「野党の統一候補を擁立する場合の対象になるかどうかは慎重に見極めていきたい」と答えました。


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