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2021年12月27日(月)

食料支援・生活相談 全国で

給付金 家なく届かず

福岡

 コロナ感染の影響が続く中、生活困窮者、路上生活者などに向け、法律、労働、健康、生活相談や食料支援をする「街角なんでも相談会」が26日、福岡市・天神、警固(けご)公園で取り組まれました。

 福岡地区労連と「働く者のいのちと健康を守る福岡地区連絡会」(いの健福岡)が呼びかけたもの。市内の労働組合、弁護士、福岡医療団、日本共産党市議団が相談に応じ、新日本婦人の会、年金者組合などが食料支援をしました。事前宣伝の告知ビラは、ホームレス支援団体の協力を得るとともに、ネットカフェにも設置しました。

 食料支援を利用した女性(54)は、高校3年の子と2人暮らし。女性はコロナ禍に加え、精神疾患で仕事がままならない窮状を述べ、無職の男性(65)は「給付金はホームレスには届かない」と政府のコロナ支援への不満を語りました。

 相談ブースには女性専用も設置。ホームレス状態の女性が「仕事を紹介してほしい」と相談。女性は、生活保護の申請にためらっていました。

 いの健福岡の渡邉宏事務局長は、生活保護の扶養照会が壁になっていると指摘。「日々の生活に追われ、抱えている問題を解決する余裕がない方が多い。取り組みを継続することで、相談につなげていきたい」と語りました。


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