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2021年12月26日(日)

女性の孤立・生活苦 支援

東京 相談会きょうまで

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(写真)「夜用」「普通の日用」と種類ごとに生理用品を並べる実行委員会の人たち=25日、東京都新宿区

 コロナ禍で生活が追われ孤立が深まる女性を支援しようと「女性による女性のための相談会」が25日、東京都新宿区立大久保公園で開かれました。労働組合や市民団体、弁護士会などの女性有志でつくる実行委員会が主催。食料や生活必需品の配布、相談は無料です。26日まで開催します。

 実行委員会によると、相談者はフリーランスを含む非正規雇用が多く、午後4時半時点の相談件数は80件。生活や労働、家族関係など複合的な悩みを抱える人が多い傾向だといいます。

 相談者からは「着るものや食べるものがない」「子育てしながらの就職が難しい」といった声が寄せられました。「対応や気遣いがうれしかった」「(女性だけの空間で)いるだけで幸せ」など相談会を歓迎する声も。相談にあたった吉祥眞佐緒(よしざき・まさお)さんは、女性の人権がおろそかにされ、問題が放置されていると指摘。「行政が女性の問題に特化して取り組まない限り自殺者が増える」と強調します。

 プライバシーを守るため、周りから見えないよう相談スペースをテントとシートで囲んでおり、キッズスペースも設けています。手話や外国語にも対応。野菜や果物、生花は農民連の女性生産者から、生理用品や化粧品は企業から寄せられました。

 スタッフとして参加した女性(30)は「女性は、家族や生活の悩みがあっても相談する場所が少ない」。70代の女性は「ここにきて少しでも安心してほしい」と語ります。

 日本共産党の田村智子副委員長(参院議員)、吉良よし子参院議員、山添拓参院議員秘書が参加しました。


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