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2021年12月22日(水)

カジノより緑守る視点

たつみ氏ら自然保全協会と懇談

大阪

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(写真)懇談する(左から)長岡、たつみ両氏ら=20日、大阪市中央区

 気候危機打開と自然環境保全をテーマに、日本共産党大阪府委員会は20日、大阪市内で大阪自然環境保全協会と懇談しました。党府委員会からは、たつみコータロー前参院議員、長岡ゆりこ大阪市議ら、同協会からは、会長の夏原由博名古屋大学名誉教授らが同席しました。

 1976年発足の同協会は、身近な自然を愛し守り育てたいと願う市民がつくった自然保護団体。万博会場予定の人工造成地・夢洲(ゆめしま)で2年にわたり現地調査を重ね、多種多様な動植物を確認し、その記録を刊行しています。夢洲での生き物の保全と大阪湾の自然再生のために、万博計画のあり方について「総合的な提案」を表明しています。

 たつみ氏らは、党の「2030戦略」を土台に、エネルギー問題、豪雨と干ばつの問題、生物多様性の問題、水道民営化や汚染水などの水問題など、自然保護の専門家の立場からの幅広い知見を聞き、意見交換しました。

 「世界ではカジノを求める人よりも、自然や緑を求める人が増えている。意識の変換が必要」という意見を受け、長岡氏は「夢洲は、カジノでなく、夢洲の自然が観光の目玉になりうる」と指摘。たつみ氏は「大阪は維新政治のもとで、カネ、カネ、カネの行政が続いている。大阪の自然を守る視点の市民運動が大事」だと述べました。


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