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2021年12月18日(土)

沖縄海兵隊 クラスター99人

日本人従業員オミクロン株

写真

(写真)米軍キャンプ・ハンセン=7日、沖縄県金武町

 在沖縄米海兵隊は17日、部隊展開計画に基づいて今月初旬、キャンプ・ハンセン(同県金武町など)に到着した兵士に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを明らかにしました。玉城デニー知事は17日、緊急記者会見を開き、海兵隊から同日、70人の感染が発生したと連絡を受けたと明らかにしました。前日までの感染者を合わせると99人に達します。

 さらに、ハンセンの日本人従業員1人の陽性が14日に確認され、17日に新変異株「オミクロン株」であることが判明しました。沖縄県内で同株が確認されたのは初めて。

 一方、米軍側は「基地内にゲノム解析の機器がなく、必要なら本国に送って解析する」と回答。県は外務省などを通じて、解析を行うよう米側に要請しました。

 日本政府は世界的なオミクロン株の感染拡大を受け、外国人の入国を原則禁止していますが、在日米軍は日米地位協定に基づいて日本の出入国管理を免除され、自由に出入りできます。今回到着した米兵は嘉手納基地(同県嘉手納町など)から複数回にわたり入国。当然、日本の当局による検疫を受けていません。米軍は感染者を「隔離し、管理している」といいますが、日本人との接触など入国後の詳しい足取りはわかっていません。


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