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2021年12月14日(火)

議会の半分を女性に

小池氏「クオータ制導入を」

Qの会が集会

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(写真)「Qの会」のオンライン集会で公開された動画で発言する小池書記局長

 国会議員などを男女同数にすることをめざす「クオータ制を推進する会」(Qの会)は12日、来夏の参院選で女性議員を35%まで増やそうと、オンライン集会「議会の半分に女性を!」を開きました。各党がビデオメッセージを寄せ、日本共産党から小池晃書記局長が、「政治分野でのクオータ制導入を進めるべきだ。日本共産党は2030年までに当選者の女性比率50%の実現をめざす」と決意を述べました。

 同会代表の赤松良子元文相は、女性議員の比率が10・1%から9・7%へ後退した10月の総選挙について、「非常に不満足な結果だ。悔しいが嘆いてばかりいられない。来年の参院選でがんばろう」とあいさつ。各党がビデオで、総選挙結果の総括と参院選に向けた女性候補・議員増のとりくみを報告しました。

 小池氏は、女性議員数・比率が後退した総選挙結果について「政治の責任が問われる」と指摘。「国連などの国際的な目標を踏まえ、日本でも30年に政策意思決定の構成を男女半々にする目標を掲げ、政治分野でクオータ制導入を進めるべきだ」と主張しました。

 総選挙をめぐっては、日本共産党の女性候補は比例で52%、小選挙区を含む全体では35・4%と前回総選挙の23・9%から前進し、「女性議員の比率を高める努力を行ったが、比例での全体の後退に伴い、衆院の女性議員の比率が25%から20%に下がった。責任を痛感している」と報告。参院選の党公認候補は現時点で64・7%が女性だとして「躍進を勝ち取り、女性議員の比率を高めたい」と強調しました。

 最後に、「候補者男女半々の実現と、“30年までに当選者の女性比率50%”の目標実現をめざし頑張りたい」と表明しました。

 他にクオータ制推進を明言した政党はなく、日本維新の会は「やみくもに数値目標の設定や実現に先走ることになれば、不幸なミスマッチが起こる可能性を否定できない」と消極的な姿勢を示しました。


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