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2021年12月8日(水)

軍拡・改憲許さない

アジア・太平洋戦争開戦80年 きょう各地で行動

 8日、日本が英領マレー攻略と米ハワイの真珠湾攻撃を行ってアジア・太平洋戦争に突き進んでいった日から80年を迎えました。

 日本陸軍は1941年の同日、マレー半島に上陸し、その1時間後、日本海軍が真珠湾を奇襲。中国侵略を行いながら、東南アジア全域と太平洋地域に向けて途方もない領土拡張の侵略戦争を開始しました。アジア・太平洋戦争の結果は2000万のアジアの人々の命を奪い、300万を超える日本国民の命を奪いました。

 日本政府は、元日本軍「慰安婦」の被害女性をはじめ戦争犠牲者に対して重い責任を負っています。

 しかし岸田文雄首相に侵略戦争への反省はありません。岸田首相は歴代首相の所信表明演説のなかで初めて、違憲の「敵基地攻撃能力」の検討を明言(6日)。歴代政権も憲法違反だとした、他国に攻撃的な脅威を与える兵器保有の言及は、海外で戦争する国づくりへの危険な動きであり、「新しい危険の現れ」(日本共産党の志位和夫委員長)です。補正予算案として過去最大の7738億円の軍事費を計上し、当初予算と合わせ6兆円を超える大軍拡を進め、9条改憲の動きを強めています。

 一方、市民は6日の臨時国会開会日に国会周辺で「軍拡、改憲の動きを許さない」とアピール。8日は各地で、戦時中の召集令状(赤紙)を模したビラの配布が計画されています。9条への「自衛隊」明記を含めた自民党改憲4項目に反対する野党の一致点に基づき、“草の根”から改憲反対の世論を巻き起こす時です。


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