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2021年11月21日(日)

宮崎の全県立学校 生理用品を配備へ

 宮崎県は19日、すべての県立学校において、校内に無償の生理用品を配備することにしたと発表しました。県立高校や特別支援学校など全52校が該当し、トイレットペーパーなどと同じく一般運営費から賄います。物品調達や生徒・保護者への周知など準備を行い、12月上旬を目途に原則として女子トイレの個室に配備を開始します。

 県は、校内に無償の生理用品を配備することにより、生徒にとって安心かつ健康な学校生活を送ることのできる環境づくりをさらに推進することが目的としています。国による生理に関する支援拡充や他県の取り組み、団体からの要望を勘案し、この間七つのモデル校を設定しアンケートをとるなど配備について検証してきました。

 県や自治体への働きかけなどを行ってきた新日本婦人の会宮崎県本部の矢野弘子事務局長は「無償で、特に要望してきた個室への設置が実現されるので、みんなで喜んでいます。県が率先して実施することで取り組みが広がることを期待しています」と話しました。


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