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2021年11月21日(日)

軍拡阻止し 憲法生かそう

日本平和大会開く

安保廃棄の国民的合意を

 「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地 2021年日本平和大会」が20日、オンラインで開かれました。「ストップ!戦争する国づくり・軍拡、つくろう!憲法を生かす政治を」をスローガンに実行委員会が主催し、全国約300カ所で視聴会が開かれ、約2000人が参加しました。


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(写真)2021年日本平和大会で発言・あいさつした各氏

 全体集会で開会あいさつした全労連の小畑雅子議長は、総選挙で市民と野党が共闘し憲法改悪反対、辺野古新基地中止などを政権交代の旗印に掲げた意義は大きく「運動が政治を動かす時代だ」と強調。岸田内閣の「戦争する国づくり」に反対し、「憲法を生かす政治、非核・平和のアジアを掲げて職場、地域から運動を広げよう」と訴えました。

 主催者報告した日本平和委員会の千坂純事務局長は、大軍拡・基地強化など岸田政権の危険性と各地の運動の広がりを報告し、「安保条約廃棄の必要性、憲法を生かした平和の対案を語り広げよう。参院選に向けて共闘を発展させよう」と述べました。

 日本共産党の小池晃書記局長は「安保条約廃棄の国民的合意をめざして安保そのものを正面から取り上げて活動することは、市民と野党の共闘の発展に大きな意義を持つ」と強調しました。

 市民連合の山口二郎運営委員(法政大学教授)が連帯あいさつ。「野党統一は大きな効果をあげた。憲法や平和を守る運動を再構築していこう」と訴えました。

 海外からの連帯あいさつではイギリス・核軍縮運動(CND)のデーブ・ウェブ議長は「英国が米国の軍事行動に参加し黒海や南シナ海に戦艦を送り、ロシアと中国を挑発し、国際紛争をもたらしている」と批判。グアム・平和と正義連合のモネッカ・フローレスさんは「米軍のグアム、沖縄、日本での引き続く占領状態は、先住民の権利と人権の侵害であり日本国憲法違反です」と訴えました。

 沖縄施政権返還50年、辺野古新基地建設阻止の特別企画で、岸本洋平名護市長予定候補は「辺野古、大浦湾の海を守り、未来へとしっかり残していきたい」と決意を述べました。

 野党統一候補で小選挙区を勝利した経験や低空飛行訓練など基地強化に反対する各地のたたかいを交流しました。


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