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2021年11月10日(水)

野党共闘の魅力さらに広げ新しい社会をポジティブに

ネット番組 小池書記局長が語る

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(写真)小池晃書記局長

 日本共産党の小池晃書記局長は9日、インターネット番組「JAM THE WORLD―UP CLOSE」に出演し、総選挙結果の受け止めや野党共闘にとりくんだ意義について、ジャーナリストの青木理氏と語りあいました。

 青木氏は、日本維新の会、国民民主党の伸長を受けて、「どちらかというと自民党寄りの政党が議席を伸ばした。『野党共闘を見直すべきだ』との意見が上がっている」と紹介しました。小池氏は「野党共闘が否定されたのではなくて、野党共闘が徹底できなかったことが課題だ」と述べました。自公政権の補完勢力である維新の会の議席増については、「野党共闘への攻撃を打ち破って新しい政治の魅力を伝えきれなかったことが『維新』の伸長という事態を招いた」と指摘。「野党が力を合わせて、新しい政治をつくろうとしていることの意義について、イメージ豊かに伝えきることができなかった。これを全体に広げていくことが課題だ」と語りました。

 小池氏は、前回の総選挙と比べ、自民党が約20議席減らしたことを示し、「総選挙での本格的な野党共闘は最初のチャレンジ。いろいろな課題が明らかになったが、このチャレンジは間違いなく効果があり、次につながるものだ」と重ねて強調しました。

 小池氏は、東京の小選挙区で立民は8議席(前回4議席)を獲得し、日本共産党の比例票は約5万票増やしていることを示し、「市民の皆さんと一緒になって、『自民党の政治を終わらせる』という本気の共闘がつくられたところでは結果が出ている」と“共闘効果”の実例を紹介。青木氏は「(東京8区で野党統一候補の吉田晴美氏が自民党の)石原伸晃氏をやっつけた。(野党共闘が)落としたということだ」と述べました。

 「党名を変えた方がいいのでは」という青木氏の指摘に対して小池氏は、この選挙でジェンダー平等、気候危機が大きな争点になったことを例に挙げ「『資本主義というシステムのままでは解決できないのではないか』という議論が出てきた」と述べ、「『日本共産党』という党名は、僕らの目指している社会の姿が刻まれている。名前を変えるということはその目標を捨てるということであり、それはできない。『今こそ資本主義を乗り越えた新しい社会をつくろう』とポジティブに語っていく努力をもっとしなきゃいけないと思っている」と語りました。青木氏は「僕自身、いろいろな形で共産党の方々の話を聞いて『変わったな』と思っている」と応じました。


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