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2021年11月4日(木)

改憲させぬ共闘さらに

国会前 市民と野党が大行動

 日本国憲法公布75年の3日、国会正門前で「平和といのちと人権を!」などを掲げて憲法大行動が取り組まれました。2000人(主催者発表)の参加・視聴者とともに、日本共産党の田村智子副委員長をはじめ立憲民主党、社民党の代表が訴え。総選挙結果を受けて「改憲を許さないためにも、さらに大きな市民と野党の共闘を」とアピールしました。


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(写真)「憲法守れ」「改憲発議は許さない」と、国会正門前に集まった人たち=3日

 総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんが主催者あいさつ。総選挙では多くの小選挙区で野党統一候補が勝利する一方で、改憲勢力に3分の2を許すなど課題もあったと指摘。「今の政治を変えるために、これからも力をあわせていく。市民と野党の共闘をさらに強化していきたい」と述べました。

 憲法学者の志田陽子さんは、改憲問題について「安全保障をめぐる問題などで実質的な改憲が進められている」と強調。憲法無視の政治を変えるために、一人ひとりが声をあげ続けていこうと話しました。

 東京大学教授の本田由紀さんは、コロナ禍で格差と貧困を拡大した安倍・菅政治は岸田政権で変わらないとのべ、「共闘野党をもっと強く、幅広い支持を得られる勢力にしていこう」と訴えました。

 市民連合から、広渡清吾さん(東京大学名誉教授)が訴え。総選挙では政権交代を実現する土台をつくることができたが、より広い市民に届けきることができなかったと振り返り、「来夏には参院選がある。政権交代をめざして運動を続けます」と語りました。

 田村副委員長は「市民と野党の共闘は戦争を起こしてはいけないとの思いで始まった。憲法が花開く時代を切り開くため、さらなる共闘を前にすすめていく」と述べました。

 国会前には「ともに時代を切り拓(ひら)こう!」などのプラカードが掲げられ、さいたま市の女性(76)は「絶対に改憲は許しません。今の政治を変えていこうと地域から訴えていきたい」と話しました。

 主催は、総がかり行動実行委員会と「9条改憲NO!全国市民アクション」です。


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