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2021年10月26日(火)

焦る自民 事実ゆがめ共闘攻撃

 日本共産党は今回の総選挙に先立ち、立憲民主党との党首会談などで、市民連合と野党が合意した20項目にわたる「共通政策」を実現する範囲での限定的な閣外協力で合意し、共産党独自の政策や立場は持ち込まないと表明したほか、日本共産党綱領も天皇の制度を含めた憲法の全条項をまもると宣言しています。ところが、総選挙も終盤に入り、参院補選での敗北などに焦る自民党幹部からは25日、事実をねじ曲げた野党共闘攻撃が相次いで飛び出しています。

麻生氏

 自民党の麻生太郎副総裁は北海道小樽市で街頭演説し、「立憲(民主)党は今回、共産党と一緒にやっている。政権をとったら自衛隊は違憲、日米安保は廃止、天皇制は反対という人たちが内閣に入る」「そういうところとわれわれは断固たたかわなければならない」などと対抗心をむきだしにして市民と野党の共闘を攻撃しました。

 一方で麻生氏は、岸田文雄首相が2度も応援に入った参院静岡選挙区補選(24日投開票)で自民が敗北し、同首相への「打撃」となったと報じられた事態には一言も触れませんでした。

甘利氏

 自民党の甘利明幹事長は東京都世田谷区で同党小選挙区候補の応援のために演説し、「共産党が政権に参加しようとしている。日米安保に反対し、自衛隊を違憲と呼び、天皇制に反対する。そういう思想の政党が限定的にも政府に入ってくる。そんなことを許してはならない」と攻撃しました。これまで行っていた「体制選択選挙」だとする争点ずらしの反共攻撃には触れませんでした。


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