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2021年10月19日(火)

日本共産党の躍進で新しい政権を

――総選挙公示にあたり 全党のみなさんに訴えます

10月19日 日本共産党常任幹部会

 日本の命運がかかった歴史的総選挙が、いよいよ公示を迎えました。

 全党が一つになってこの選挙戦をたたかいぬき、日本共産党の躍進を必ずかちとり、政権交代を実現し、新しい政権――野党連合政権をつくろうではありませんか。

(1)

 安倍・菅政治を引き継ぐ岸田自公政権を続けるのか、市民と野党の共闘で新しい政権をつくるのか、「政権選択」が最大の焦点となっています。

 共同通信の世論調査では、安倍、菅両政権の路線を継承するべきかどうかの設問に、「継承するべきだ」は26・7%、「転換するべきだ」は68・9%、国民の圧倒的多数が「転換」を求めています。岸田首相は、安倍・菅政治継続の立場をあらわにしていますが、これが広く知らされるならば、自公政権への批判が強まることは必至です。

 また、「読売」の調査では、野党一本化について「評価する」が52%、「評価しない」が36%と、多数が野党共闘を歓迎しています。

 市民と野党の共闘が、国民の期待を託すことのできる大義ある共闘であること、野党の本気の共闘態勢ができたことをおおいに知らせ、日本共産党の躍進が共闘の決定的な推進力になることを国民に伝えられれば、情勢は大きく変わりうる――これが、いまの選挙情勢全体の特徴となっています。

(2)

 日本共産党ならではの政策的訴えは、コロナ対策でも、「四つのチェンジ」でも、国民の思いとかみあい、暮らしや平和の問題はもとより、ジェンダー平等、気候危機打開の訴えの反応も強く、論戦のリードは鮮明です。わが党の前進・躍進の可能性は間違いなく存在しています。

 同時に、わが党の宣伝・組織活動は、10月6日の「全国総決起集会」を受けて奮闘が広がっているものの、勝利に必要な規模に至っていないというのが現状です。公示直前の対話・支持拡大のテンポは、前回総選挙の同時期と比べても下回っています。

 わが党の主体的なとりくみの現状と到達、勢いから判断すれば、現段階では「850万票、15%以上」の政治目標はおろか、現有議席の確保にも届いているとは言えないことを、率直にお伝えしなくてはなりません。

 全支部・全党員の総決起をはかり、後援会員・支持者へと担い手を広げ、宣伝・組織活動で大飛躍をつくれるかどうか。勝負は、私たちのこれからの奮闘にかかっています。

(3)

 党躍進の風をどう起こすか。公示後の活動でこそ、「過去のどの選挙でもなかった位置づけ」で、文字通り「比例を軸に」を中心にすえてたたかいぬくことを心から訴えます。比例代表選挙での勢いをつくりだしてこそ、小選挙区での勝利の道も開かれます。

 各比例ブロックは、すでに一票を争う大激戦となっており、1支部あたりで見れば数十票、場合によっては1支部あたり数票の差で当落が分かれる選挙ともなります。「全国は一つ」「ブロックは一つ」で、「1人2票ある」「比例は日本共産党」の流れを広げに広げようではありませんか。

 20日からは期日前投票が始まり、「毎日が投票日」となります。目玉の街頭演説、スタンディング、対話・支持拡大、「折り入って作戦」など、あらゆる活動で日本共産党の支持と期日前投票のよびかけを徹底しましょう。選挙本番用の「赤旗」号外を一気に配布するとともに、支部・党員も号外を読み合わせて対話に生かし、得票目標を超える支持拡大を選挙戦前半で必ずやりとげましょう。

 全国の同志のみなさん。

 これからの一日一日が歴史を分ける日々となります。党をつくって99年、「なにより、いのち。」を、ぶれずに貫いてきた日本共産党の誇りにかけて、この「政権選択」が問われる歴史的総選挙をたたかいぬこうではありませんか。


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