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2021年10月17日(日)

比例ブロックの様相

東北(定数13) 農家が悲鳴 2議席を

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(写真)街頭で訴える高橋(左)、ふなやま両予定候補=10日、宮城県塩釜市

 定数13の衆院東北比例ブロックで日本共産党は、高橋ちづ子前衆院議員(6期18年)と、新人の、ふなやま由美(宮城4区重複)、藤本友里両予定候補とともに初の比例2議席に挑戦しています。

 高橋予定候補は衆議院が解散された直後からすぐ東北に入り、4日間かけて6県を回り、政権交代へ日本共産党を伸ばそうと訴え続けています。

 東北では、米価暴落が直撃。銘柄米が60キロで1万円を割り生産費を下回る米価に、農家から悲鳴が上がっています。

 米どころの宮城県栗原市では、「ペットボトルの水は100円なのに同量の米は91円だ」「自民農政にずっと振り回されてきた」と怒りが噴出。余剰米は政府が買い入れ、市場からの隔離を提案し、ミニマム・アクセス米の輸入中止を訴える共産党に期待が広がっています。同市の支部は、得票目標の1・5倍まで支持拡大を進め、「歩けば歩くほど確信が湧く」と言います。

 参院選では多くの選挙区で統一候補が勝利してきた東北。今回の総選挙では、約9割の小選挙区で共産党候補も含めた野党候補の一本化を実現。野党共闘を推進する共産党に注目が高まっています。

 政権合意を受け、「政権をめざす選挙はやりがいがある」「野党の共通政策はどれもすごい変化。それが政権交代で実行できる」と党員、後援会員を奮い立たせています。

 東北では、定数13のうち自民・公明の両党が6議席を占めています。政権交代には「東北比例2議席が不可欠」と、前回比例票の倍の60万票、得票率15%獲得を目標に。

 目標達成に向け、各地の支部・後援会が奮起。▽110人の支持者に「折り入って作戦」で協力を呼びかけ、80人が対話に踏み出し、141人分の支持約束カードが届いた(岩手・宮古市)▽党員のいない地域に「折り入って袋」を使って対話を重ね40人に広げた(青森・十和田市)―などの経験も。「比例で2人の当選には2倍の票が必要です」と率直に訴え、活動のテンポを飛躍させています。(高橋拓丸)


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