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2021年10月17日(日)

教育と雇用 大転換を

田村氏参加 若者ら各党と公開討論

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(写真)若者の疑問に答える田村智子政策委員長(右から3人目)=15日、国会内

 総選挙に向け、若者と各党代表が公開討論するイベント「ワカモノのミカタ政党はどこだ!」が15日、国会内で行われ、日本共産党の田村智子政策委員長が参加しました。他に、公明、国民民主、維新の各党代表、パネリストとして大学生4人が登壇し、主催した日本若者協議会の室橋祐貴・代表理事が司会を務めました。

 冒頭、各党が総選挙公約を説明。田村氏は「日本の経済を立て直すためにもボトムアップで庶民の懐を温めることが必要だ」と指摘し、教育費の負担や非正規労働中心の働き方の改善を政策の柱として大きく位置づけたと強調。ジェンダー問題では、「痴漢ゼロ」を政治の責任で実現することを掲げたと語りました。

 大学2年の学生は、「コロナ禍で大学の授業料が負担として重くのしかかっている」と問題を提起しました。

 田村氏は、受益者負担を基本とする政府の姿勢を批判し、「若者がしっかりと教育を受けることが社会にとっての利益であるという立場に立つべきだ」と指摘。その上で、予算の枠組み全体を変える大きな転換が必要だと強調しました。

 大学1年の学生は、労働問題に関わって「賃金向上のためにどのような施策が必要か」と質問。田村氏は、労働法制の規制緩和により非正規雇用が拡大したとして、「雇用のルールの立て直し、非正規から正社員の流れに舵(かじ)を切るべきだ」と主張。また、女性労働者の多い「ケア労働」が低賃金となっている実態を示し、「根本から構造を変える必要がある」と語りました。

 最後に田村氏は、「社会を変えようと声を上げる若者と共に学び歩んでいきたい。総選挙で政権交代を」と呼びかけました。


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