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2021年10月15日(金)

総務省 字幕・手話放送の実績発表

 総務省はこのほどテレビの字幕・解説・手話放送の2020年度実績をとりまとめ公表しました。

 字幕・手話放送は増加傾向にありますが、おもに視覚障害者に向けて音声多重放送を使って場面を説明する解説放送は減少しています。(表参照)

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当事者の声聞き予算拡充を

日本共産党・前衆院議員 もとむら伸子氏

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 字幕放送、解説放送、手話放送は、聴覚障がい者や視覚障がい者の方々はじめ多様な方々の情報保障のために、なくてはならないものです。

 手話放送の実績は、本当に限定的です。2021年度のNHK事業計画は、1週間あたり4時間、予算も2・7億円で前年度とかわらない水準です。受信料収入6714億円を見込んでいることからみれば、非常にわずかな金額でしかなく、オリンピックの開会式の放送に手話がつかず、抗議の声があがりました。視覚障がい者への配慮もまだまだ不十分です。5月の質疑で、特に公的役割が求められるNHKに字幕、解説、手話放送の予算の抜本的拡充を求めました。

 きめこまかい合理的配慮ができるように障がい者雇用を増やし、意見を反映していくことを進め、当事者の声をもっと聞くべきです。


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