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2021年10月15日(金)

リニア建設中止「提言」

共産党国会議員団 国交省に提出

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(写真)国交省の担当者に「リニア提言」を提出するもとむら氏、畑野氏、武田氏、井上氏、山添氏=13日、国会内

 日本共産党国会議員団は13日、党が7日に発表した「リニア中央新幹線建設事業の中止を決断することを求める提言」を国土交通省に提出しました。もとむら伸子、はたの君枝両衆院議員、井上哲士、武田良介、山添拓各参院議員が参加しました。

 「提言」は、(1)気候危機、コロナ禍で問われるリニアの必要性。リニア新幹線建設を中止する決断を(2)リニア工事費約1・5兆円膨張、事業再評価認可取り消しを(3)南アルプストンネル工事は凍結・中止を―湧水の全量戻しは技術的にも不可能(4)外環道調布陥没空洞事故を教訓に、リニア大深度地下トンネル工事はいったん中止を(5)熱海土石流被害を教訓にリニア残土の処理計画を総点検し計画見直し―の5項目です。

 もとむら氏は「住民合意のないまま地下の掘削を進めることは許されない。国交相の『地元の理解と協力を得ることが不可欠』という(環境影響評価書)意見にも反する」と工事の中止を訴えました。

 国交省の担当者は「静岡県が手つかずの自然に手を入れることを問題視していることは認識している」「工事費用がさらに増えるかもしれない」などと問題点を認めざるを得ませんでした。


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