2021年10月14日(木)
政府・与党の予算委開催拒否
「聞く耳持たぬ」横暴
野党国対が「抗議声明」
日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党の国対委員長は13日、岸田内閣と与党が予算委員会の開催を拒否したまま、衆院を解散しようとしていることについて、「抗議声明」を出しました。
声明は「解散・総選挙を間近に控え、与野党が予算委員会で論戦を交わすことで、当面の政策課題についてわかりやすく選択肢を国民に示すことができる」と指摘。野党の提案を拒否して解散することは「政府・与党の数を背景にした横暴な態度であり、断じて容認できるものではない」と厳しく抗議しています。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は会見で、「野党の予算委開催要求を一顧だにすることなく、国会を終える。聞く耳を持たないことがあらわになった」と指摘。「総選挙で国民の審判を受けるうえで一番大事なのは政策的、政治的対決点を国民の前に明らかにすることだ。そのことを避けたという意味で二重に許しがたい」と強調しました。
また穀田氏は、この6年間の市民と野党の共闘について、「2015年9月19日に私たちが安保法制廃止の国民連合政権を提起して6年間、山あり谷ありを経て野党連合政権が現実の課題になった」として、「野党が、コロナ対策をはじめ抜本的な提案を行い、対立軸としての存在を国会で示すことができた。国会における共闘が大きな役割を果たした」と語りました。