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2021年10月13日(水)

北海道胆振東部地震

森林再生の加速化を

紙議員が質問主意書

写真

(写真)紙智子参院議員

 日本共産党の紙智子参院議員は7日、北海道胆振(いぶり)東部地震による山地災害からの復旧や森林再生の加速化に関する質問主意書を政府に提出しました。

 発生から3年が経過した北海道胆振東部地震では、山地災害やブラックアウト(大規模停電)によって道内の農林水産業が甚大な影響を受け、森林被害の大きい厚真(あつま)、安平(あびら)、むかわ各町では、山腹崩壊、岩盤滑りなどが約4300ヘクタールにも及びます。森林資源など林業の生産基盤は大きな打撃を受け、森林の持つ多面的機能も大きく低下しています。

 主意書で紙氏は、いまだに林業用道路などが復旧せず、森林所有者が自身の森林の被害状況を確認しに行けないとして、森林の整備や再生に対する今後の方針を明らかにするよう求めています。

 また、森林所有者は森林再生の見通しが立たず長期化を懸念しており、政府が現状の制度や枠組みにとらわれず特別な手だてをとり、林業用道路の復旧など森林再生を加速するよう求めています。


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