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2021年10月4日(月)

負けない姿 青々と

沖縄各地で新県民大行動

写真

(写真)沿道から「辺野古新基地を止めよう」とアピールする参加者=2日、沖縄県浦添市

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」や県内各市町村の「島ぐるみ会議」などは2日、コロナ禍でも実施できる月例の新県民大行動「ブルーアクション」を開始しました。県民らは辺野古での街宣や県内各地の行動に参加し、新基地建設推進の自公政治を変える決意を、より強く固め合いました。

 参加者らは「辺野古の海を返せ」「美(ちゅ)ら海埋めるな」などのメッセージカードを掲げ、海の色にちなんだ青色の服や帽子、スカーフなどを身に着けてアピールしました。辺野古の街宣に参加した那覇市在住の女性(70)は「負けない姿を示し続けたい」と力を込めました。

 浦添市内のスタンディングの参加者(63)は、「基地を押し付け、沖縄に貧しくなる仕組みを強いている自民党政治を、絶対に総選挙で変えないといけない」と語りました。

 「基地につぎ込む何兆円ものお金があれば、コロナで苦しむ人をどれだけ救えるか」と述べた女性(77)は、「孫たちに戦争反対の日本を引き継ぎたい」と話しました。

 新基地建設の埋め立てには、沖縄戦犠牲者の遺骨を含む沖縄本島南部の土砂使用が計画。南部の八重瀬町内で行われたスタンディング参加者で、沖縄戦時に南部で兄や姉を亡くした女性(71)は、戦争のための基地に同土砂を使うことは「絶対に許せない」と訴えました。

 女性(71)は、政権交代で新基地建設を止めるため、次期総選挙で「オール沖縄」の予定候補全員を「勝たせたい」と述べ、猛奮闘を決意しました。


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