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2021年10月2日(土)

「違法工事やめろ」

沖縄米軍基地前で緊急集会

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(写真)抗議集会で怒りを込めて「基地を造るな」と拳を振り上げる参加者=1日、沖縄県名護市辺野古

 防衛省沖縄防衛局が1日に強行した、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う美謝川(みじゃがわ)の水路切り替え工事着手に対して同日、ヘリ基地反対協議会は、切り替えルートに近い米軍キャンプ・シュワブの第2ゲート前で緊急抗議集会を開きました。参加者は「違法工事はやめろ」と、怒りの声を上げました。

 集会で、土木工事に詳しい北上田毅さんは、森林法に基づき伐採などの林地開発を行う場合、県要綱で協議をしなければならないと定められていることを指摘。「防衛局は一方的な文書の提出だけで、県との協議は終わったと言うが、許されない」と述べました。

 沖縄県統一連の瀬長和男事務局長は、民意無視と無法を重ねて新基地建設を強行する国の姿勢の根底に、安倍政権以来の自公による憲法破壊があると強調しました。

 瀬長氏は、次期総選挙に向けて市民連合と4野党が、新基地建設中止が盛り込まれた共通政策で合意したことを紹介。「(総選挙で)全国の仲間とともに政権交代を実現し、新基地をやめさせよう」と呼びかけました。

 日本共産党の吉居俊平名護市議は、市条例に基づく協議は必要ないとして切り替え工事を容認した現市政を批判し、来年1月の市長選で新基地ノーの市長を誕生させようと訴えました。


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