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2021年10月2日(土)

「比例は共産党」 予定候補者は訴える

 全国どこでも「比例は共産党」―日本共産党は総選挙勝利に向け、比例ブロックの予定候補者や小選挙区予定候補を先頭に、党の値打ちを語り、支持を訴えています。予定候補者の訴えを順次紹介していきます。

東北 秋田3区 杉山あきら予定候補

日本の農業 任せられる党

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 自民党の総裁選が終わり、岸田新総裁になりました。菅政権は1年余りで強権的な政治の手法、コロナ対応での失政、無策ぶりで国民の信頼を失い、世論に追い詰められて退陣となりました。こんな安倍・菅政治を継承していくのであれば、全く期待できません。

 政治の転換に必要なのが日本共産党の躍進です。共産党は働く人、そして庶民のための党です。中国共産党と違って、人権と民主主義を大切にすることを綱領で誓っています。暴力とは無縁です。企業献金も政党助成金も受け取りません。

 今度の選挙では、みなさんの暮らし、命、農業を痛めつけてきた自民党を選ぶのか、それとも暮らしも命も農業も全力で守る日本共産党を選んで政治を変えるか、今が未来をつくる岐路なのです。

 今東北からは比例はたった1議席です。これを複数議席にする私たちの悲願を、ぜひとも皆さんの力で実現していただきたいのです。

 今度の選挙は、市民の皆さんと野党が手をつないで、新たな政権をつくる政権交代の選挙です。野党4党の政策合意もありました。いよいよ政権交代は現実味を帯びてきました。

 みなさん、来たるべき新しい政治では、消費税を減税し、減税分はコロナ禍で莫大(ばくだい)な利益を上げてきた大企業に分相応の税負担をしてもらいましょう。そして私たちの暮らしに税金を大胆に振り向けます。もっと子育て支援を充実させ、通学費や給食費を無償化、医療、介護、保育ももっと充実させることができます。

 今年はただでさえ安い米価が、さらに暴落しました。米俵1俵あたり2000円も下がりました。私も農民で、この苦しさを深刻に受け止めて理解しています。きちんと日本の農業を守る政権にしていくべきです。共産党は、農業を国の基幹産業と位置付けています。余剰米を国が買い上げ、価格保障と所得補償をきちんとしていきます。この地域の農業を任せられる党は、日本共産党です。比例での共産党のご支持を広げてください。

東海 愛知7区 すやま初美予定候補

ジェンダー平等のために

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 私はこの秋の総選挙でどうしても実現したいことがあるんです。それは男女の賃金格差を正していくことです。

 同じキャリア(経歴)でも男女で給料に差があります。私が勤めていたデザイン会社もそうでした。尊敬していた女性の先輩が「私の能力に何か問題ありますか?」と上司に問うと「そうじゃない。でもあなたは結婚し出産するでしょ。男性には将来、会社を背負ってもらう責任がある」と言われてしまいました。

 女性というだけで「2軍」扱いされる現実に失望し先輩は会社を辞めました。私は先輩ともっと一緒に働きたかった。こんな思いは私たちの世代で終わりにしたいと思います。

 女性を「2軍」に置き、家族のケアと低賃金で働かせる。その一方で「1軍」の男性は幸せでしょうか。長時間労働や単身赴任を強いられ自分や家族との時間を犠牲にして命を削り会社に人生をささげる。これは男性をも苦しめているのではないでしょうか。私は人間らしく働けるルールを確立させ、ケアを公的に支える仕組みをつくり、すべての人をジェンダーの呪縛から解き放っていきたいです。

 日本の男女の賃金格差は主要7カ国で最下位です。世界の国々は企業が男女の賃金格差を把握し明らかにすることで、その差をどんどん縮めています。日本でそれを阻んでいるのが経団連の存在です。企業・団体献金を受け取らず財界と癒着がない日本共産党が伸びてこそ、この格差を根本から変えていく力になると確信しています。

 コロナ禍で多くの非正規雇用の女性たちが「明日から来なくていい」と、いとも簡単に首を切られ途方に暮れています。賃金格差は年金にまで影響し、生涯にわたり女性の貧困を生み、自殺率の急増につながっています。

 命がかかった問題としてこれ以上放置することはできません。日本の意思決定の場からジェンダーギャップをともに、打ち破っていきましょう。「比例は共産党」の声を大きく広げてください。みなさんの政治を変えたいという願いを日本共産党と私に託してください。

近畿 奈良2区 宮本次郎予定候補

ケアに手厚い社会めざす

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 今度の衆議院選挙は政治を変える絶好のチャンスです。

 先日、市民連合と4野党が、政策協定を交わしました。憲法に基づく公正な政治を取り戻す、経済格差を解消して消費税減税に向かう、科学的知見に基づいたコロナ対策に改めるなど、非常に豊かな政策の実現です。

 そして今回の選挙は、共産党が加わる政権交代を目指すことが非常に大きなポイントです。

 日本共産党は、国民の苦難軽減が立党の精神です。国民の苦難を生み出す、社会のシステムも変えるという大きなビジョンも持っています。搾取を繰り返す資本主義社会の矛盾を乗り越えた社会を展望している政党です。

 この共産党が、大きく議席を伸ばして政権交代を実現するなら、必ず国民の暮らし、国民の苦難に寄り添った政治になることは間違いありません。

 政党を選ぶ比例代表選挙では、党をつくって99年、国民の苦難軽減が立党の精神、命を大切にぶれずに頑張ってきた共産党。政党を選ぶ比例代表は共産党へ、政治を変えたい願いを託してください。

 コロナ禍で医療を受ける必要があるのに受けられない人が第5波のもと全国で最大12万人、奈良でも900人を超えました。

 なぜこんなことが起きたのか、自公政権が進めて維新の会が激しく旗を振った医療費削減政策や公務員リストラ政策が原因です。

 医療費削減政策で、公立病院が次々統合され、民間病院でも病床削減を迫られました。

 公務員リストラ政策で、大規模検査を担うために必要な保健所の体制が、この二十数年間で奈良県では半減しています。さらに県内で唯一検体解析を担ってきた、県立の保健研究センターでは、36人いた検査技師が4分の1の9人に減らされました。

 この医療費削減路線や公務員リストラ政策をきっぱり見直して、必要な医療や専門職は行政の責任で確保します。共産党の躍進でケアに手厚い社会、コロナに強い社会をつくりましょう。


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