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2021年10月2日(土)

“説明拒否”政治も継承

田村政策委員長 自民役員人事を批判

 日本共産党の田村智子政策委員長は1日、国会内で記者会見し、岸田文雄新総裁のもとで同日発表された自民党役員の人選について「金権腐敗にまみれ、疑惑にまみれた人物を要職につけている。安倍・菅政権で多くの金権疑惑が起きたが、誰一人説明責任を果たしてこなかった。岸田自民党の人事は『国民に説明しない』という政治を露骨に引き継いだものだ」と批判しました。

 田村氏は、党幹事長に就任した甘利明元経済再生相は、2016年の都市再生機構(UR)口利きや現金授受の疑惑で閣僚を辞任した人物だと指摘し、「参院決算委員会で甘利氏に質問した際、現金授受を否定しなかった。その後、国会に出席せず、一切説明してこなかった」と批判。「甘利氏は国会で説明責任を果たすべきだ。要職に起用した岸田氏の任命責任も厳しく問われる」と述べました。

 記者から「岸田氏は『生まれ変わった自民党を示す』と主張しているが」と問われた田村氏は「岸田氏は(疑惑解明を求める)国民の声を聞かず、説明する意思もないのに、これでどう変わるのか。そもそも安倍氏自身が桜を見る会の前夜祭費用の補填(ほてん)を説明していない。総裁選で安倍詣でをくり返したなれの果てだ。安倍・菅政治をこのまま続けるという国民へのメッセージに他ならない」と重ねて批判しました。


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