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2021年9月28日(火)

沖縄県警に抗議署名

米軍廃棄物 告発者不当捜査で市民

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(写真)記者会見する(右から)屋富祖さん、丹原さんら=27日、沖縄県庁

 米軍北部訓練場(沖縄県国頭村、東村)返還跡地に放置された米軍の廃棄物の実態などを告発する蝶(チョウ)類研究者の宮城秋乃さんに、県警が6月に不当捜査を行ったことに強く抗議する署名を集めた市民らが27日、2290人分の署名を所轄の名護警察署(同県名護市)と県警に提出しました。

 宮城さんを起訴しないよう求める署名1611人分も那覇地方検察庁に提出。署名活動の中心となった岐阜市在住の丹原美穂さんと那覇市の屋富祖昌子さん(昆虫分類学者)らが提出後、県庁で記者会見しました。

 宮城さんは、米軍の不法な廃棄物投棄に対し、少量の米軍廃棄物を同訓練場のゲート前に並べて抗議しただけで県警の家宅捜索を受け、パソコンやタブレット端末、ビデオカメラなどが押収されました。

 丹原さんは、権力が暴力的に市民の活動をつぶそうとする「大きな圧力を感じている」と強調。署名の呼びかけ文では、「県警察の不当な行為を容認すること」は宮城さんへの威嚇(いかく)だけでなく、米軍への反対運動全体への圧力であり、表現の自由の重大な侵害だと厳しく批判しています。

 署名はインターネット上などで今月1日~20日に集まった分で、国内外から寄せられました。集まった抗議のコメントも一緒に提出しました。


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