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2021年9月18日(土)

総裁4候補みな改憲姿勢

自民・選挙告示

 17日に告示された自民党総裁選に立候補した河野太郎規制改革担当相と岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏は同日、党本部で開かれた所見発表演説会などで、安倍・菅政権の新型コロナウイルス感染症対応の無為無策や逆行への明確な反省も語らない一方で、そろって改憲姿勢を明確にするなど、安倍・菅政治を引き継ぐ姿勢をあらわにしました。

 コロナ対策について河野氏は「抗原検査キットを薬局で一般販売する」などと述べ、国民の自己責任と自己負担による検査を進める考えを強調。他の3氏は具体的対策を語りませんでした。

 自衛隊明記などの自民党改憲4項目については、4氏がそろって実現に取り組む考えを表明。岸田氏は「少なくとも任期中にめどはつけたい」と強い姿勢を示しました。

 軍事力拡大にもっとも意欲をみせてきた高市氏は「新たな戦争に対応できる国防体制を構築する」として、無人機や極超音速兵器の導入など敵基地の無力化に向けた法制度整備を実行していくと述べました。

 安倍・菅政権による国政私物化の一つの森友学園問題では、野田氏を除く3氏が再調査に応じない考えを改めて示しました。


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