2021年9月17日(金)
入管行政改めたい
学生の署名7万7000人超に
名古屋入管で死亡したスリランカ人女性、ウィシュマさんの真相究明を求めて行動している学生が16日、参院議員会館で会見を開きました。7月から取り組んでいるオンライン署名が7万7000人を超えたと報告し、「人権が抑圧される社会を次世代に残さないため、声をあげ続けます」とアピールしました。
ウィシュマさん死亡事件に関する入管庁の最終報告書について、名古屋入管で被収容者への支援活動をしている「START」のメンバーが発言。「入管の責任逃れの内容になっており、これでは再発防止にもつながりません。すべてを明らかにするべきです」と語りました。
入管法改悪案反対のアクションを国会議員会館前で呼びかけた学生は、「選挙権がある市民として声をあげる義務がある。ブラックボックス化されている入管行政を変えたい」。
「Voice Up Japan」のメンバーの大学生は、いまだにウィシュマさん死亡事件の真相究明に背を向ける入管庁や政府に対して「不信感を抱かざるをえません。すべての人の命と尊厳が守られることを望みます」と語りました。
会見を開いたのは、「ウィシュマさん死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会」。総選挙に向けて、入管問題について各政党アンケートを実施すると発表しました。