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2021年9月17日(金)

野党共闘壊すための攻撃だが逆に結束が強まった

共産党についての虚偽発言 志位委員長指摘

公安調査庁は、日本共産党が平和主義の党だと証明した

 日本共産党の志位和夫委員長は16日、国会内での記者会見で、「敵の出方」論にかかわって問われ、不破哲三副議長(当時)が1989年2月の衆院予算委員会で、公安調査庁が不当な「調査」を始めてから36年がたったもとで「『破壊活動の証拠』なるものは一つでも見つかったか」との質問に、公安調査庁長官が「見つかっていない」と答弁したことを指摘し、「この質問から32年。公安調査庁は68年にわたって、不当な『調査』を続けてきたが、『破壊活動の証拠』なるものは一つも見つけられない。皮肉なことに、日本共産党が平和主義の党だと証明したのが、公安調査庁だ」として、「この事実によっても『暴力革命の党』という攻撃は、まったく通用するものではない」と強調しました。

問題の中心点は、「暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」 という虚偽発言に

 またTBS系番組「ひるおび!」(10日放送)でのコメンテーターの発言について、「この問題の中心点は、『暴力的な革命を党の要綱として廃止していない』という虚偽発言をしたことにある。綱領のどこにもそんなことは書いていない」と批判。「TBSのアナウンサーが『共産党の綱領に書かれていなかった』と訂正・謝罪したが、本人は虚偽発言への反省をしていない。反省を求めたい」と語りました。

野党共闘に追い詰められての共産党攻撃

 志位氏は、「この問題で大事なのは、こうした攻撃をなんのためにやっているかにある。それは野党共闘を壊すためだ。逆にいえば、野党共闘が怖いからだ」と指摘。「野党共闘に追いつめられて、共産党を攻撃しようとする。しかし、攻撃する手口が見つからないから、昔からやっているものを繰り返した」と述べました。

 その上で15日の野党国対委員長会談で、立憲民主党の安住淳国対委員長が「共産党の立場を支える」と述べたことに触れ、「“野党共闘を壊そう”と思ってやったが、逆に野党共闘の結束が強まったのではないか。たいへんに心強いことだ」と強調しました。


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