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2021年8月31日(火)

比例ブロックの様相

北海道(定数8) はたやまさんの議席回復必ず

命守る最前線の声を

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(写真)訴える(右から)はたやま予定候補、紙智子参院議員、伊藤予定候補=15日、札幌市

 定数8の衆院比例北海道ブロック。前回、わずか7695票の差で涙をのんだ日本共産党のはたやま和也前衆院議員・道比例予定候補(50)は、伊藤りち子比例予定候補(60)=道3区重複=とともに、「日本共産党」と書いてもらう比例50万票、得票率18%をめざし、党の比例議席奪回へエネルギッシュに駆け巡っています。

 はたやま氏は、冷酷無比な菅自公政権が“自分の命は自分で守れ”と究極の「自助」を強いることを告発。道内179市町村の8割を訪ね、寸暇を惜しんで街頭で訴え、命を守る最前線の自治体首長やJA、漁協、商工会など約500の団体・個人と懇談を重ね、要望を聞きました。

 ある首長は、政府のコロナ対策の不満が口をつき、「臨時国会を開いて与野党でただす必要がある」と強く指摘。別の首長は予定していた懇談時間を超えても「私はまだ大丈夫です」と言い、町づくりで改めて真剣な意見交換をしました。

 事前の約束なしに訪ねたある自治体の首長は開口一番、「最近の共産党はおとなしくないか。僕はもの言う共産党でいてほしい」と切り出しました。

 「だからこそもの言う共産党の議席を」と応じるはたやま氏。懇談を終え、職員の前で手を差し出して固く握手を交わしました。

痛烈審判下る

 自民党青年部からは五輪強行に「今回ばかりは自民党に入れられない」と怒りをぶちまける声もあがっています。

 吉川貴盛元農林水産相が収賄罪で在宅起訴され、辞職したことに伴う4月の衆院道2区補選をはじめとする三つの国政選挙、東京都議選、8月の横浜市長選と国民の痛烈な審判を受けた自民、公明両党は、かつてなく危機感を強めています。「北海道を立民・共産党(王国)にしてはならない」と反共をむきだしにする自民候補もいます。

 貸金業法違反容疑で国会議員事務所が家宅捜索された公明党関係者は、日本共産党地方議員に衆院候補を連れてあいさつに行きたいと話しかけるなど前代未聞、なりふり構わぬ動きを見せています。

勢い増す市民

 市民と野党の側は勢いを増しています。

 「戦争させない市民の風・北海道」は27日、各野党に要請しました。日本共産党道委員会には、上田文雄、川原茂雄、山口たか3共同代表が訪れ、青山慶二委員長、千葉隆書記長と懇談しました。

 前回総選挙で共闘勢力が4割の衆院議席を獲得した北海道。川原氏は、市民と野党が一体となって政権交代を果たす重要な選挙で、「2016年の衆院5区補選以来の合意と信頼関係を大事にし、それを基盤に衆院選で共闘体制を確立したい」と訴えました。

 上田氏は、無責任で冷酷な菅政権を「ただすのは国民の力。政権を代えてほしい気持ちを受け止め、協議を早急に開始してもらいたい」と求めました。

 青山氏は、市民と野党の共闘で勝利して政権交代、野党連合政権を実現する党の目標を紹介し、「横浜市長選では投票率が上がり、共闘の前進を願う人たちの希望になりました。総選挙で力を合わせて頑張りましょう」と応じました。


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