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2021年8月28日(土)

有害汚水 即止めよ

沖縄米軍放出 あかみね氏ら要請

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(写真)要請書を提出する、あかみね氏(左から3人目)ら=27日、沖縄防衛局

 在沖縄米海兵隊が26日に米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)から、有害な有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)等の汚水を、基地の外の下水道に放出し始めたことを受け、日本共産党県委員会・県議団は27日、沖縄防衛局(同県嘉手納町)で抗議し、放出の即刻中止、同基地の運用停止と閉鎖・撤去を要請しました。

 同県委員長の、あかみね政賢衆院議員(沖縄1区)らが、小野功雄・防衛局長に要請書を提出。要請書では、汚水の処理について日米間で協議中であり、県や宜野湾市も放出しないよう求めていたにもかかわらず米側が一方的に放出したことは、「県民の願いを踏みにじる暴挙」だと強調しています。

 日米両政府の責任でPFOSの含有消火剤・貯蔵施設の速やかな撤去、日米地位協定の抜本的改定と基地の立ち入り調査実施なども求めています。

 小野局長は「米側に放出中止を要請した。さらなる放流を行わないよう米側に働きかける」などと述べるも、要請に対する米側の回答については「やりとりの細部は、お答えできない」と、明かしませんでした。あかみね氏らは、26日に米軍が同県うるま市津堅島訓練場水域で実施した、パラシュート降下訓練にも抗議しました。

 同党の県議、うるま市議、北谷町議も要請に参加し、県民の怒りや不安の高まりを訴えました。党県議団は27日、那覇市の外務省沖縄事務所でも抗議・要請を行いました。


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