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2021年8月21日(土)

コロナ禍 子どもに大切なのは

オンライン 教育のつどい始まる

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(写真)オンラインで開かれた「教育のつどい」の開会全体集会=19日

 「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2021」が19日夜、オンラインで始まりました。新型コロナウイルス感染拡大による子どもや学校への影響を明らかにし、憲法と子どもの権利条約をいかした教育と社会を確立しようと教職員、保護者、研究者ら約1300人が参加しました。

 全日本教職員組合(全教)などによる実行委員会が主催。同日は開会全体集会が行われ、22日までフォーラムや分科会が開かれます。

 実行委員会の梅原利夫代表委員は開会あいさつで、昨年2月の一斉休校要請についてふれ「子どもの納得は得られなかった。検証しなければならないことが多くある」と語りました。

 「討論の呼びかけ」をした波岡知朗事務局長は、コロナ禍のもと「いったん立ち止まって、本当に子どもにとって大切な教育をするための学校づくりとは何かを考え合おう」と訴えました。

 米山淳子代表委員は「コロナ禍で新自由主義の矛盾や問題点が誰の目にも見えるようになった」と指摘。少人数学級の前進など、子どもの命と健康を守る運動が広がっていることをあげ「子どもたちの声に耳を傾け、新しい当たり前をつくっていこう」と呼びかけました。

 総合地球環境学研究所の山極寿一所長が「教育の原点とは何か」をテーマに記念講演。これからの教育について、未知の世界について話し合うことや共感力を培うことなどを強調しました。「3・11から10年」の特別企画では、東日本大震災後の子どもたちの震災学習の様子などが紹介されました。


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