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2021年8月19日(木)

審査、参院も応ぜず 入管死亡

法務委理事懇

 名古屋出入国在留管理局の収容施設でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件の最終報告書が出たのを受け、参院法務委員会は17日、理事懇談会を開きました。自民党は、前日の衆院法務委理事懇に続き、施設内でのウィシュマさんの様子を映したビデオの国会への開示と閉会中審査に応じず、引き続き与野党で協議することになりました。

 自民党は「オープンな場で突っ込んだ議論がされると、亡くなった方の名誉に関わる」などと主張。今後、入管法改定の動きが出てくるとして、その法案審議の中で議論すればいいと、真相究明に後ろ向きの姿勢を示しました。

 日本共産党の山添拓議員は「名誉どころか命が奪われた問題だ。最終報告書に記された事実関係を真に受けていいのかが問われている。その状況で改正案の議論などできるはずがない」と批判しました。


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