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2021年8月3日(火)

領土返還求め市民大会

北海道根室 紙参院議員あいさつ

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(写真)「島を返せ」と唱和する紙氏(壇上右)ら=1日、北海道根室市

 北海道根室市や団体などでつくる実行委員会が呼びかけた「北方領土返還要求根室市民大会」が1日、同市で開かれました。日本共産党の紙智子参院議員があいさつしました。

 小雨の中、元島民をはじめ、市民、政党代表ら630人が参加。「島を返せ」と力強く唱和しました。

 紙氏は、元島民から寄せられた島の浸食被害の調査や自由訪問の世代拡充について、今年3月の参院沖縄北方特別委員会で取り上げたと紹介。河野担当相が「次の世代が訪問できる枠組みをつくっていけるよう外務省と連携して取り組みたい」と答弁したとして、「ぜひ前に進ませたい」と表明しました。

 「領土割譲禁止」を書き込んだ昨年のロシアの改憲が「日本が求める島々の返還に背を向ける態度であり、一方的なやり方は国際的な効力を持たない」と批判した紙氏。「日本共産党は、北海道の一部である歯舞・色丹の即時返還、択捉と国後を含む日本の歴史的な領土の全千島返還の実現のために力を尽くします」と述べ、拍手に包まれました。

 元島民の歯舞群島・勇留(ゆり)島出身の鈴木宏治さん(79)が登壇し、「元島民の平均年齢が86歳に達し、残された時間は少ない。島への訪問事業の再開を願い、政府に領土返還の力強い外交交渉を求めて、返還が実現するまで頑張る」と訴えました。


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