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2021年7月28日(水)

菅首相“コロナ後に改憲”

「挑戦したい」月刊誌に語る

 菅義偉首相は、26日発売の『月刊Hanada』9月号のインタビューで、安倍晋三前首相提案の「自衛隊明記」の自民党改憲4項目をあげて改憲に「挑戦したい」との意向を示しました。

 菅首相は改憲について問われ、「自民党は結党以来、党是として自主憲法制定を掲げていますので、憲法改正に向けて取り組んでいく。その方針は全く変わりません。いま自民党は改憲四項目((1)自衛隊の明記(2)緊急事態条項(3)合区解消・地方公共団体(4)教育充実)を出しています。新型コロナウイルスに打ち勝ったあとに、国民的な議論と理解が深まるよう環境を整備し、しっかり挑戦したい」と述べました。

 また、4月の日米首脳会談について、「私から事前に『これだけは言おう』と決めていたことがあります。それは日本の立ち位置、すなわち日米同盟が基軸だということ」として、「台湾海峡の平和と安定の重要性についても日米間で一致しており、日米首脳会談で改めてこのことを確認しました」と述べました。

 「自衛隊明記」の9条改憲は、9条2項の「戦力不保持」の規定を「死文化」させ、無制限な海外での武力行使に道を開くもの。台湾をめぐり米中の軍事的緊張が高まる中、危険な日米同盟の強化を後押しするものです。

 同誌は改憲派読者層向け。秋の総選挙に向けて支持者へのアピールの狙いもあります。


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