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2021年6月23日(水)

赤木さんの怒りのつまったファイル 政府は再調査し、国会で閉会中審査を

小池書記局長が会見

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(写真)「赤木ファイル」を示して記者会見する小池晃書記局長=22日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は22日、国会内で記者会見し、財務省公文書改ざん問題で自殺した赤木俊夫さんが改ざんの経緯などを記した文書「赤木ファイル」が公表されたことについて「非常に重要な中身だ。赤木さんの遺書、手記と一致する内容で、赤木さんの怒りのつまったファイルだと感じた」と述べ、政府による再調査と閉会中審査を求めると表明しました。

 小池氏は、「ファイル」冒頭に、「現場の問題意識として既に決裁済みの調書を修正することは問題があり、行うべきではないと本省審理室担当補佐に強く抗議した」と書かれ、「相手方に優遇したとみられる部分を修正」「佐川局長から国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示があった」とも記載されていると指摘。「この間、指摘されてきた問題を裏付けるものだ。本省の指示で、森友学園側を優遇するようにみられる部分を修正するなどの中身が書かれている」と強調しました。

 さらに、本省からのメール差出人の多くが黒塗りだとして、「麻生太郎財務相は『黒塗りは最小限だ』といったが、一番大事な部分は全部黒塗りだ」と指摘。「こういう重大な資料を本省も持ち、知りながら、国会と国民には隠ぺいしてきた。財務省と、当時の安倍政権の責任は極めて重大だ」と述べました。

 小池氏は「このような『ファイル』が出てきたのだから、当然再調査をする責任が政府にはある」と強調。「同時に、この問題を解明するのは国会の党派を超えた責任、役割だ。閉会中審査を強く要求したい」と述べました。


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