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2021年6月6日(日)

困窮女性の声と実態 全国に

「相談会」の報告集会開く

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(写真)要望書を手にする倉林議員(左から2人目)ら国会議員と、実行委員=4日、参院議員会館

 コロナ禍で今年3月に東京都内で実施された「女性による女性のための相談会」の報告集会が4日、参院議員会館で開かれました。

 実行委員の松元千枝さんは「女性が自分のことを最優先に考え相談できる場が必要。滋賀、神戸、大阪などでも実施計画があり、全国に広げていきたい」とあいさつしました。

 2日間で20代から80代まで、都内や近県から122人の相談者が訪れ、多くが非正規か失業中で、生活保護受給者は16人いました。

 各実行委員が工夫点を報告し、受付担当の舟橋初恵さん(全労連女性部長)は「プライバシー保護で相談者、スタッフ、メディアを分け、導線も配慮した」、物資担当の藤原麻子さん(農民連女性部事務局長)は「全国から花や米、野菜が寄せられた」などと報告しました。

 相談ブース担当者は「不安定雇用、低賃金、ハラスメントが困窮の3点セットだ」(雇用)「貧困、毒親、妊娠、暴力など困難は複合的」(生活)「レイプ被害対応で福祉窓口などへの案内も必要だ」(心と体)と語りました。

 吉祥眞佐緒さん(エープラス代表理事)が、各政党に対し、大規模な全国調査や住まい・雇用制度の改善を求めました。行政による携帯電話の貸与、個人単位の給付制度、外国人女性支援など政策要望書を参加した各党代表に手渡しました。

 共産党、立民、国民、社民の国会議員があいさつ。共産党ジェンダー平等委員会責任者の倉林明子参院議員は「現場のリアルな声を受け止め、女性支援の姿をみせていきたい」と語りました。


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