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2021年6月2日(水)

今国会の成立目指す

LGBT法案 超党派議連

 自民党は5月31日の役員会でLGBT法案の今国会への提出見送りを決定しました。これを受けて、超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」は同日夜、国会内で総会を開き、対応を協議。総会では自民党の決定に対する批判が各党議員から相次ぎ、参加議員全員が「今国会での成立を目指すべきだ」との意見を表明しました。

 日本共産党の田村智子参院議員は、同法案に「全ての性的指向及び性自認にかかわらず」「個人として尊重される」「差別は許されない」などの文言が盛り込まれたことを示し、「国民に届けるべき法案だ」と強調。自民党幹部が国会会期が残り少ないことを理由に法案の提出見送りを決定したことについて、「会期末まで2週間以上もの時間があって成立できないというのはあり得ない」と強調しました。

 清水忠史衆院議員は、自民党議員が「LGBTは道徳的に許されない」「種の保存に背く」と発言したことに触れ、「多くのLGBT当事者が傷つけられた。これ以上悲しい思いをさせることがあってはならない」と発言。「議連の総意として今国会で法案を成立させることを一層アピールするべきだ」と主張しました。

 立憲民主党の尾辻かな子衆院議員、石川大我参院議員らは、「LGBT当事者はもう我慢の限界だ」として、法案の早期成立を訴えました。

 自民党の馳浩衆院議員(議連会長)は「(法案成立を)最後まで諦めず努力する」と弁明しました。


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