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2021年5月25日(火)

火発中止「運動と連携」

宮城・石巻 高橋・岩渕氏ら現地調査

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(写真)発電所の建設予定地周辺を住民(右側)の案内で調査する(左から)党市議団2人と岩渕、三浦、高橋、ふなやま各氏=23日、宮城県石巻市

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、岩渕友参院議員、ふなやま由美衆院東北比例予定候補は23日、G―Bio(ジーバイオ)火力発電所建設予定地になっている宮城県石巻市の須江地区を調査し、住民と懇談しました。三浦一敏党県議団長と石巻市議団が案内しました。

 調査した建設予定地は、保育所や小学校もある住宅地に隣接しており、周辺の住宅には、建設反対ののぼり旗があちこちに立てられています。発電所が稼働すれば、燃料のパーム油を積んだトラックが毎日33台も通るという細い通学路も視察しました。

 懇談には、建設反対の署名1万人分(2月現在)を県知事に提出した住民団体「石巻須江地区の環境を守る住民の会」と「須江地区保護者の会」の代表らが参加しました。

 岩渕議員は、20日の参院経済産業委員会で同発電所の認定取り消しを求めた質問を紹介。「事業者と住民との誠実なコミュニケーションは、ガイドラインでも努力義務止まりなのが現状です。みなさんの運動と連携しながら変えていきたい」と話しました。

 保護者の会代表で3人の子どもを持つ女性は、「一定以上の出力の発電所は住宅地に建設できないなどの決まりが必要です。運動を大きくして声を上げたい」と話しました。

 高橋議員は「まだ事業のすべてが決まって認可や許可が下りている段階ではないので、住宅地への発電所建設のルールづくりなど、条例をつくる運動はとても有効です」と答えました。


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