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2021年5月22日(土)

全衆院議員に消費税アンケート

党派超え「減税賛成」

各界連

 消費税廃止各界連絡会は総選挙に向けて今月、全衆院議員464人を対象に「消費税率引き下げに関する全衆院議員アンケート」を進めています。党派を超えて、消費税減税を主張する声が寄せられています。


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(写真)日本共産党の清水忠史衆院議員(右)にアンケートを手渡す、消費税をなくす全国の会(各界連加盟)の前沢淑子事務局長(中央)=21日、衆院第1議員会館

 アンケートを受け取った自民党議員の秘書は「消費税減税は、すべての国民にわかる支援策で、下村博文政調会長にも申し入れています。何とか実現させたい」と答えています。

 自民党内の議員連盟「日本の未来を考える勉強会」(30議員で構成)のメンバーである議員の秘書は「(コロナショックから経済を回復させるため)消費税を10月から3年間、課税停止するよう、議連として動いている」と話しました。

 立憲民主党の奥野総一郎議員は「逆進性の強い消費税率は引き下げ、財源については、法人税率の実効税率引き上げ、高額所得者の金融所得税率引き上げなどを検討すべき」だと返答。青山大人議員も消費税率引き下げに「賛成」と答えました。

 同・渡辺周議員は「消費税はなくしたほうが良い」と述べ、「高齢者医療費の2割化も反対です」と表明しました。

 日本共産党の清水忠史議員は「コロナ禍で打撃を受けている国民や事業者に対し、消費税減税は効果的な支援になる。緊急に5%に引き下げ、インボイス(適格請求書)導入も中止すべき」と述べました。

 本村伸子議員は「私たちは生計費非課税や累進課税を求めており、それに反する消費税には反対です。5%に減税すべきです」と答えました。

 これまで222議員にアンケートへの返答を求めており(20日時点)、26日までに働きかけを終えようと取り組みを急いでいます。

 各界連の中山眞事務局長は「コロナ禍で、多くの国民が消費税減税を求めています。条件付きであれ、消費税減税を主張する声が与党からも出ています。アンケート結果を広く知らせ、総選挙で消費税を争点に押し上げ、増税勢力に審判を下したい」と話します。


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