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2021年5月20日(木)

高校通級 実情つかめ

武田氏「教員大幅増が必要」

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(写真)武田良介議員

 日本共産党の武田良介議員は4月23日の参院決算委員会で、高校通級の実情把握と大幅な教員増員を要求し、萩生田光一文部科学相は必要性を認めました。

 通級制度は、通常学級に在席しながら学習上・生活上の困難を改善、克服できるよう支援を受けられるもの。小中学校で通級を利用していた児童・生徒が継続的に支援を受けられるよう2018年から施行されました。

 武田氏は、全国的な高校通級の設置学校数や生徒数、卒業後の進路などの現状について質問。文科省の瀧本寛初等中等教育局長は「生徒数1006人で、学級数、学校数や進路等については承知していない」と答弁しました。

 武田氏は、文科省調査では、通級による指導が必要と判断した生徒のうち実際に指導が行われなかった最も多い理由が「指導体制が取れなかったため」としていることを指摘。瀧本局長は「一定の特別支援の能力が必要であり人物が得られなかった」と答弁しました。


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